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[そうして10日経った頃、体が毒に慣れてきたのを感じる。
俺の血を採血して調べれば、実験前には存在しなかった疑似免疫が出来ているのを確認できた。
俺は顕微鏡から目を離し、ガッツポーズ!]
やった!実験成功だ……!!
[後は俺の血をもとに抗体を作る研究を進めるだけ。
こっちは数年がかりの大がかりな研究になると思うが、それでも医学会にとっては大きな一歩だ。
後は実際に病気に苦しむ患者への臨床試験。
同じように毒を飲み抗体を作った人物のサンプル集めなどなど。
やることはたくさんあるが、その前に──……]
── 目覚めた先、夢叶う奇跡。 ──
[俺は父さんに取り付けた約束通り、母さんの住む家に向かう。
母さんは昔、俺と過ごした家で待ってくれていた。
会えた瞬間抱き合って再会を喜ぶ俺たち。
そうして手渡される遊園地での思い出の品たち。
全部抱き締めて、俺は母さんに笑いかけるんだ]
ただいま!母さん!待っててくれてありがとう!
今日は泊まってっていいんだって、父さん言ってた。
俺、久しぶりに母さんの手料理食べたいな。
[そう言えば母さんは嬉しそうに俺を抱き締めてくれる。
ああ、俺の夢が叶ったんだ──……。
抱き締めてくれる母さんの温もりに俺はそっと目を閉じた]
[それから数年の月日が流れ、
魔力免疫不全症候群の抗体が少しずつ研究されはじめ、病で苦しむ人々を救うことができるようになってきた。
それと同時にローズの評価も良い方に見直されることだろう。
『ローズ・メディレアの後進、病から人々を救う』
そう、ニュースで特集された事もあったっけ。
そうして俺の肩書きは「薬理薬厄」から「薬理薬幸」に変わる。
人々に毒厄ではなく、薬幸を与える存在。
人々に笑顔と幸せを──、どこかあの遊園地を思い出した]
そういや、最近はネバーナイトランドに行けてないな。
忙しかったし、遊んでる余裕もなかったし……ん?
あれ、これって……遊園地のチケットじゃん!
うわあ、久しぶり! さっそく今夜使ってみよう!
[研究資料の中から落ちて来たチケット。
俺は嬉しそうに抱き締めて再び夢を見る]
やっと見つけた!俺の相棒!
へへっ、久しぶりだな!
今日は夜明けまでたっぷり遊ぼうぜ!!
[星空の下、スケボーで空を駆ける流れ星一つ。
無邪気な笑い声が夜空を彩った。**]
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これにてマウスの〆になるかな!!
立派な研究者になって母さんと現実で再会して。
ローズの名誉も回復できて、
遊園地でラピスや相棒のスケボーと再会!!
肩書きもちょっと変わって薬で幸せを振り撒くマウス君です!
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>>-184ローズ
ふふっ!!毒飲むの心配してくれてありがとう!!
父さんは血統至上主義で研究馬鹿のサイコパスなので、研究のためなら母子の仲を引き裂くし、息子が毒を飲んでも『その程度やってもらわないと跡取りとは言えない』とか傍観するやべーヤツだ!!
母さんの病気も体の病気じゃなく心の病で、父と暮らしてる時に正妻にイジメられてるのを父が助けるでもなく放置して母を子供を産む機械程度にしか見ていないと分かって心を病んでしまい、まだ赤子のマウスと共に強く生きて行こうと逃げ出して病んだ心のまま頑張ったのです。
でも、正妻との子供が死んでマウスを金と権力にものを言わせて取り上げられ、また病状が悪化した時もあったのですね。
でも、今はマウスが頑張って母と定期的に会えるよう父と約束を取り付けたので病状が落ち着いてきているのです。
後はマウスが立派に跡取りとして成長して父親の地位と権力を奪ってざまぁすれば完全勝利ハピエンできます!!
スパダリに成長したマウスならやれます!(確信!)
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ああっ!ラピスと再会できた嬉しいー!!
頑張ってたのも見てくれてマウスの努力も報われる……!
ラピス、本当にレオーネいい名前付けたなぁグッジョブ!
そしてそれを上手に膨らませてくれるすりーぷしーぷさんの力。
ラピスラズリの天文台……ロマンが詰まってていいっ!!
お返事っ!こっちも返信不要なロル書こうかな。
ずっと友達だよって星空散歩するんだーふふふっ!!
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>>-250イノリ
ああ、俺のチップ選択理由はねー。
・第一希望シープ
オネエ口調のバンドマンにして、イケメンオネエという中の人の性癖を満たしたPCを出そうと思ってたんだ。オネエ口調のくせにイケメンになってみんなの性癖を破壊したかった。
・第二希望マウス
遊園地で動きやすいように子供キャラとかいいかなって思って、肩書やチップから製薬会社の跡取りって設定を作って、抑圧された環境で暮らしてるから色んなものをなくして……、みたいな感じで設定組み立ててました。
第二希望にしたのは>>0:-12プロローグで毒を扱う魔女ローズがいたから、現代で製薬会社の跡取りなマウス君を入れたらいいなぁって思って第二希望のマウスにしたんだ。
実際、マウスを動かすと少年特有のフットワークの軽さで色んな人に絡めて動かしやすいPCになったよ!
── いつかの未来・友達との再会 ──
[ネバーナイトランドに来た俺の手にはあの日から持っていた卵型通信機。
首には秘宝石のネックレスを下げて。
そうしてラピスが働く天文台に向かうんだ。
そこはまさに科学と魔法が融合した場所。
そこの主がラピスと聞いて驚いた!>>171
俺も成長したけど、ラピスも成長してるんだ。
前よりも流暢な口調のラピスに俺は笑いかける。>>173]
すげーなラピス!!この天文台!!
最高にクールだし、お前に似合ってるよ!
もう立派な魔法使いだな!
[背の大きさは変わらずともラピスの成長を感じると俺もなんだか嬉しくなって会えなかった分もいっぱいラピスを褒めるんだ]
俺、またここに遊びに来るよ。
……ああ、現実が辛いわけじゃないんだ。
ただ生きて成長してくたび、人は何かをなくしてく。
何かを得るたびに、何かを無くす生き物なんだ。
なくしものがあるって生きてる証拠なんだな。
そう思うと、何かが欠けてても良い気がしてくるんだ。
生きて戦って成長してる証だし、何より。
そうやって俺がなくしたものを拾い上げて大切に持っててくれる場所がある。
本当に、この遊園地に来れてよかった。
ラピス……これからもずっと友達でいような。
また会いに来るから!
[優しい場所で優しいラピスと再会の約束をする。
何度でも、俺はここに来る。
それが俺の生きて成長し続けている何よりの証だから。**]
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