星狩りの国-暁の街-


44 【完全RP村】夜の遊園地と見つけた宝物


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蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ



……彼は昔、家で働いてくれていた人で名前はカニスって言うの。


『オイ、誰がカニスだ。』


さぁ?


[シーシャにこんな意地悪をしたのは、せっかくマウスくんが挨拶してくれているのに、名前を言わないから。
カニスも間違ってはいないし。
私が膨らんでいると、『チッ』という舌打ちが聞こえました。]

(235) springkraut 2025/06/26(Thu) 07:01:16

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ



『仲良いのはお前なんだから、別にいいだろ〜〜〜
マウスだっけ?
悪ィな、俺はシーシャっつーんだ。』


[ゴネつつもきちんと挨拶してくれたから、良かったです。]

(236) springkraut 2025/06/26(Thu) 07:01:19

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

[マウスくんと話す時間はこれくらいしかありませんでした。
再会と同時の別れ。
これまでも繰り返してきたことだったけれど、“次”を想定しないのは初めて。]



うん、私達、ずっと友達だよ。
マウスくんも――元気でね。



[たぶん、マウスくんもそれは感じていたように思います。>>108

(237) springkraut 2025/06/26(Thu) 07:01:22

【秘】 蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ > 薬理薬幸 マウス



君の寂しい時間がいつか、無くなりますように。
会わなくても、会えなくても。――――会えなくなっても。

君が寂しい時は傍に居るから。
ずっと、友達で居るから。

 

(-264) springkraut 2025/06/26(Thu) 07:01:26

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

[変わらない気持ちを伝えて>>1:-3、ラピスくんの傍に行くと、小さな魔法使いの彼はマウスくんと同じ笑顔で応えてくれました。>>140


うん、ありがとう。
私も、ジュナくんがラズリちゃんと再会出来るよう祈ってるから。

きっと会えるって、信じてるから。


[私は手を振って、少し離れたところで待ってくれているシーシャの元に向かいます。
マウスくんやラピスくんに見送られながら、私たちは正門を潜ったのでした。>>97]**

(238) springkraut 2025/06/26(Thu) 07:01:29

【独】 蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

/*
時系列はこんな感じかなぁと想定して反応してみました。

ヘロンさんエナガさんと再会

マストさん飛んでくる

イノリさん合流?マウスくんたち写真撮影

マウスくんユラに気づいてお話

ラピスくんに声かけ

帰る

(-265) springkraut 2025/06/26(Thu) 07:09:20

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

── 再会 ──

[時計塔の近くにあるハーフティンバーの家屋で私は目覚めます。
この住居は、今の雇い主から与えられたもの。
領主の娘として読み書きをはじめ、ピアノやバイオリンなどの楽器を嗜み、身に付けていたことはニンゲン社会に紛れ生きていくことにも大いに役立って居ました。

私はすぐに寝台から身体を起こすと、シーシャから聞いた現在の居場所含めたネバーナイトランドでの記憶をメモします。

彼からはすぐに行くから、この場所を動くなと念を押されていましたが、この街には治安の悪い場所もありますから心配ではありました。>>0:90
そのおかげで、食事の面では、困ることはなかったとも言えますが。

(323) springkraut 2025/06/26(Thu) 17:32:59

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

[あの“夢”がただの“夢”ではないことは、部屋の隅に立てかけてある傘に、眠る前にはなかった花柄が浮かび上がっていることが物語っています。>>1:10

けれど約束はしても、あの日、別れてからの月日を考えると、実際に会うまではどうしても安心は出来ませんでした。]

(324) springkraut 2025/06/26(Thu) 17:33:01

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ


[だから3日後、まさか“向かっているから動くな。”という手紙を受け取った当日に彼が到着するなんて思いもしませんでした。]

  

(325) springkraut 2025/06/26(Thu) 17:33:04

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

***


[私は傘をさして、時計塔の前にある噴水と大きめの中庭を歩きます。
雲一つない青空に、太陽の光を浴びた水しぶきがキラキラと光っていました。
庭師により手入れされた草花はまるで絵画のようで。]


………こんなに、綺麗だったんだ。


[私は泣きそうな気持ちで零します。

“夢”の景色は別として、今まではこれらを目にしていても、彩を感じませんでした。
世界の全ては雨に濡れたモノトーンで、唯一色を感じられるのは“喰らう”の時の赤色だけ。]

(326) springkraut 2025/06/26(Thu) 17:33:08

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

[例え食事を、なるべくニンゲンたちのそれに合わせても。
一定量は定期的に、人肉を食べなければ生きてはいけない人狼としての身体を持つ私は、この先も到底、平穏な人生など叶えられないでしょう。

ひとり残されて、残されたからこそ生きなければいけないと思って。
この身を赤に染めながら、心を殺して必死に生きてきました。

             
けれど、本当の意味で私は“生きてはいなかった”のだと改めて気付かされれば、自然と涙が頬を伝いました。]

(327) springkraut 2025/06/26(Thu) 17:33:12

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ




『──ユラ!』




[名前を呼ぶ、その声に。
まさかと思いました。
時間が止まったような感覚と共にゆっくりと振り向けば、膝に手をついて肩で息をするシーシャの姿が瞳に映ります。]


『 お前なァ、動くなって俺がアレ程……… 』


[おそらく、家に私が居ないので探し回ったのでしょう。
汗を拭う様子に、胸がいっぱいになった私は、持っていた傘を放して駆け出します。]

(328) springkraut 2025/06/26(Thu) 17:33:15

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ



────シィ!


[私を見て、シーシャも駆け出します。
一秒でも早く、お互いの存在を確かめようとするように手を伸ばして、]


ずっと、ずっとずっとシィに会いたかった……!


[私達は互いに強く抱き締め合いました。]**

(329) springkraut 2025/06/26(Thu) 17:33:17

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ


***


【───そうして、×××は笑顔を取り戻したのでした。

それは何処にでもあって、何処にもない不思議な遊園地。
失くした大切なものが見つかると言うこの場所では、今日も来園者を温かく迎えていることでしょう。】


[私は今回の物語を書き終えると筆を置きます。

この“夢に遊園地 ネバーナイトランド”の物語は、1話毎に主人公が変わる連作。

これまでの主人公たちはそれぞれ全く違う背景を持っていました。]

(349) springkraut 2025/06/26(Thu) 20:11:44

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

[例えばそれは、古の魔女であったり、姿を人型の機械体という高度な技術のモノに変えたニンゲンだったり。
未来の世界で捨てられた人形だったり。
母親と離れ離れになった御曹司だったり。
写真家や歌手、過酷な環境で生きざるを得なかった子供や、因果を持つ高校生たちを取り上げることもあったでしょう。

そして彼らは必ず、物語の中でハッピーエンドを迎えていました。]

(350) springkraut 2025/06/26(Thu) 20:11:46

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ




『 またお前はァ、休まねェと駄目だろ〜〜』


[背後から抱きしめるシーシャには、ごめんなさい、と微笑みます。

あの実在する夢のネバーナイトランドを題材にして、物語を書こうと思った切欠は、随分な時間差で届いたヘロンさんからの手紙。>>-185>>-186>>-187>>-188>>-189

私がこの手紙を受け取ったのは、彼と再会した街を離れ、2人で世界を旅して辿り着いた地で居を構えた後でした。]

(351) springkraut 2025/06/26(Thu) 20:11:49

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

[あの手紙をヘロンさんが認めたのはおそらく、エナガさんという方と正門で会う前、だったのでしょう。
彼女の祖国での立ち位置について、“人ならぬ者”の敵となり、迫害を行う側だと書かれていましたから。

そうでありながらも、彼女は私に対して改めて、人を喰らう存在だと知った上でも怖くないと言ってくれていました。
私と話が出来て良かったと言ってくれていました。
私の心の痛みに寄り添い、忘れてはいけない感覚を思い出せたと。

長雨の先にある晴れ間を望んでくれた彼女の手紙を読んだとき、私は涙が溢れて止まりませんでした。]

(352) springkraut 2025/06/26(Thu) 20:11:51

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

[記憶にしかない、この優しい世界を忘れないように、私の世界にも残したいと思いました。

ヘロンさんのこともジュナくんのことも、マウスくんやラナちゃんのことも。
正門で見た他の来園者については創作ですが、その背景が同じだったのなら、それこそ“夢の奇跡”。
ご都合主義とも言えるかもですが、あの世界が実在する証拠ですから。

小さな魔法使いと同じように、これからも遊園地を訪れるであろう多くの方達の幸せを願いながら、私は沢山の物語を紡いできました。]

(353) springkraut 2025/06/26(Thu) 20:11:53

蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ



今、書き終えたところ。
ちゃんと休むから心配しないで。


『 お前1人の身体じゃねェんだからな〜〜 』


[私は夫なった彼に頷きます。
口は悪くても、いつも私には甘かったこの人は、新しい命の存在を知ってからというもの、その過保護には拍車がかかっていました。
私は灯りを消して、促されるままに部屋を後にします。]


( ───幸せに、生きてるから。)


[この心の声は遊園地のジュナくんに届いているでしょうか。

玄関先には古びた花柄の傘が立てかけられていました。]**

(354) springkraut 2025/06/26(Thu) 20:11:57

【独】 蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ

/*
ヘロンさんへのお返事のようなものと、灰でも幸せを願ってくれたジュナくんへの感謝の気持ちを告げつつ〆です。

イノリさんの質問>>-250はアウェイな私も応えていいのかなとふるふるしつつ、置いておきますね。

キャラチップはローズさんと同じ予約時女の子が居なさそうだったのと、見てたドラマや読み返していた過去村(推理のほうも含めて)の影響で重い設定のキャラをしたくなって。
重い設定は、前村で変わりモノだけど真っすぐな前向きキャラを演じていたからというのもありつつ、それでチップを見てて、サブリィテがいいなって思いました。
でも、温かい設定の村でしたので、重い設定に関しては、他の参加者の方々の傾向を見てから見てから決めようとも思っていたのでwikiの設定欄は空欄にしていました。

(-362) springkraut 2025/06/26(Thu) 21:11:30



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