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[ 左右に揺れるアンテナを、嬉しさ示す光を
見下ろす形でGKを覗き込んだ時、
そのランプの青がぴこぴこと光る。
ぱちぱちと瞬きながら聞いたその頼みは―― ]
タリア……、もしかして、あの、タリア?
[ 先程己が受信したメッセージの主の名を、
「あの」についての説明も無しに紡いでから、
はっとしたように、すぐにうんと頷いた。 ]
うん、明日もここにいるよ。
もう暫くの間は、技師先生のお世話になる心算だし。
ボクもタリアに……キミの友達に会いたい!
……そっか、そうだったんだー。良かった。
[ 満面の笑みでYesを返したのち、笑顔のままに
何か一人納得したかのような呟きを繰り返す。
目の前にGKがいると認識した上での呟きなので、
意図を問われたとしても、全く隠す気はない。 ]
[ それから、イサリビはまた少しだけ身をかがめ、
GKのカメラを覗き込む形に見つめる。 ]
ボクにとっても、GK、キミは友達!
タリアとも友達になれたら嬉しいし!
ボクには、ボクの目指す場所があるから、
キミらふたりとは別の旅路を歩くことになっても――
離れていても、これからもよろしくね、ボクの友達!
[ 当のタリアがこの場に来ていないならば
聊か気の早い「よろしく」だったかもしれないが、
それでも「友達」という意識に、思い余って
胸弾むような調子の声で、そう言い切ったのだった。 ]
/*
おまたせ! しました!!
タリアさんの話が出たのでタリア宛の秘話と合わせる形でまとめちゃいました!
そして反応遅れましたが、グランパ 夜鷹さんの〆
道……作ってくれてる……!! ああああああ逢えるの楽しみにしてて!!!! 楽しみにしてる!!!!
お返事はほんとうに かけそうだったら、で大丈夫です! ありがとうありがとう!!
……どんな地にも花を、か。
[ ふっと思考回路に浮かぶのは、
花々が貴重となったという夜の果ての、
大天使の名を付けられた刑務官の機械。
ここで見つけた生花を届けることまでは、
手紙や通信のようには叶いそうに無かったが ]
想いだけでも、贈れる、かな。
J 夜の果ての刑務官よ
あのね、今日ね 紅の薔薇が手に入ったんだ
◆◆◆◆◆にやっと お供えできるよ!
この薔薇、「月季」って名前があるんだって
香りは あまりないんだけれど、
ほんの微かだけ 爽やかな感触があるんだ
紅色もね、日暮れの空の紫色みたいな
やわらかい感じの 紅、なんだ
花の色も匂いも 届けられないけれど
せめて この薔薇の想いだけでも
キミのもとに 届きますように
[ もう一つの宝物――年代物のウィスキーは
古物商の機械の店に並べられていたのだが、
貴重な商品故に、当然それなりの対価が必要。
そんな持ち合わせ、島から出てきたばかりの
「墓守」にある訳もなく…… ]
解った、じゃあ、じゃあー…
旅の途中でもっとすっごいお宝見つけて持ってくるから!
それまで! 取っておいて!!
[ 「あくまで先客の注文が優先だヨ」と言われながらも、
イサリビの中でまた一つ、
新たな旅の目標が生まれたという。 ]
[ こうしてイサリビは、一度、島に引き返す。
個人名なき集団墓地には紅の薔薇を、
他の墓碑にも、大量に抱え込んだ花を
少しずつ分けて供えていく。
ヒガンバナの球根はまだ芽吹く季節にない。
だからその墓所にも、勿忘草を一輪。 ]
じゃあ今度こそ、長い旅に行ってくるから、
気長に待っててね、ダニー。
………えっへへ。 愛してる!
[ M-Doc379から渡された携帯型の充電器は、
黒衣の右胸に、遠い異国の護符のような
大き目のタグプレートとして提げられている。
充電器の携帯法としては聊か無防備だったが、
かつてダニエルが似たようなタグを
衣服に提げていたのに倣うような形で。 ]
――はーい、お待たせ〜アルバート!
それじゃあ町までよろしくね〜!
……ホント、今回も、我儘聞いてくれてありがと。
「気にすんな気にすんな。
この仕事が終わったら当分、オマエのお守りから
解放されて、清々するって解ってンからなァ?」
うわ、何その言い方〜ひど〜い!
だったらー、次帰ってきた時には
一匹狼気取りのキミなんかじゃなく、
ボクの新しい友達に頼んでやる!
「……、いやホント、良かったわ」
うん? 何か言った?
「別に?」
[
書き換えられた「墓守」の使命の下に、
コード作成者による「遺言」も
追加されていたということに。
コメントアウトの形で記されたそれは、
文字数は幾らかあるものの容量は小さく、
プログラムの内容を妨げないもの。
それ故に、コードを参照できる者以外には、
その「
――気づけないが、それでも護符の如く、
躯が荼毘に付されれば、
未練断ち切った霊魂は天へ送られる
キミやこの島の人々の中に
この認識/信仰が無いと解ってはいる。
それでもワタシはここに書き残す。
灰塵を埋めた墓の下に、ワタシはもういないのだと。
キミの人格の中に遺された好奇心が、
大いなる旅路へ赴いた“おさなご”の心が
花開き、新たな旅や帰路を望むならば、
ワタシは喜んでキミを送り出す。
だからここに、ワタシはキミへの願いを遺す。
キミの同胞/同じ機械の喪失の孤独を
人類に過ぎないワタシに少しでも繕えるのなら、
キミの記憶の中でワタシを生かしてほしい。
けれども、キミとこれから出会う仲間/機械が
キミの孤独を癒してくれるなら、
ワタシの記憶は削除して/忘れてしまっていい。
UT-Xng-3C/イサリビ、
キミに出会えて、幸せだった。
ありがとう。 キミを、愛してる。
/*
よし、ひとまずの〆やり切った!
やり切ったのでボクも全体メモ記録しちゃおう
■名前:イサリビ(通称、愛称)/ UT-Xng-3C(型番)
■設定:ある孤島の墓守メカ。火夫の技術も搭載されており、人類滅亡前には火葬も行っていた。石工の技術は実装されておらず、石工ができるメカを探している。
メンテナンスされるのがきらい。
過去には同じ「墓守」シリーズの機体が他に2機いたが、どちらも落雷が原因でスクラップにされ、現在はイサリビ1機のみ。
石工募集の件もメンテきらいの件(※落ちフラグ)もそこまで実際のロルでは大きくならなかったので
村って生き物だな、と改めて実感したボクです
[ クリアに響く上機嫌な音声でGKが話す
タリアのこと、そしてこれからのことが
先程のタリアからのメッセージと符合し、
イサリビはうんと頷きを返す。 ]
うん、ボクが言った「タリア」は多分、
キミの知ってるタリアと同じ!
[ 旧人類の滅亡については、先程の通信で
彼女も自分も言葉にしていたことだが、
それでも彼女もまた「人間探し」の夢の
力になろうとする「友達」なのだ、と、
GKが言い切った言葉から、イサリビも想う。 ]
そうだね、タリアの欲しいものも、
見つかるように……ううん、見つけられるよ!
ひとりきりじゃ回り切れない世界だって、
ふたりなら――ボクも入れて3機なら、
誰も知らなかったことだって、きっと判っちゃうって!
[ と、自分のことになるときょとりと瞬くも、
すぐに、にっと笑い返した。 ]
うん、連絡する。困った時はお互い様だし!
その時はさ、ボクも何かとっておきのお礼、
お見せしちゃいたいな〜。何かいい技術身につけなきゃ……
[ 実に気の早い調子で頭を捻りかけたその時、
ふと浮かんだ記憶のことを、GKに口にする。 ]
……あのね。この前の通信で言ってた
「イサリビ」の由来のこと、なんだけど。
ダニー……例のプログラマーの故郷は
ここよりずっと離れた国だったんだけれど。
この町で昔行われていた夜の漁は、
なんだか故郷のそれと似てた、とは言ってたんだ。
今はもう、漁は行われなくなっちゃったけれど、
技師先生が過去の映像データを持ってるはず。
なんかダニーん
後でさ、一緒に見せてもらっちゃお!
[ そのためにはきちんと今の手伝いも努めねばと、
お喋りに興じながらも、ほんの少し
焦りの色を意識してしまうイサリビだったという。 ]
[ その翌日――。
修理工場の業務が入ってきていない時に、
イサリビは外へと、2本の脚で駆け出す。
時はすでに夜明けを過ぎ、
朝のひかりが空に輝かしく広がり満ちた頃。 ]
おっはよーう、GK!
――来たんだね、タリア!
[ GKを抱きしめてくるくると回り、
空に飛びあがった彼女の背には羽。
ふたりを見上げながら、イサリビはぱっと笑って、声を乗せる、 ]
改めて、ボクはUT-Xng-3C!
人間からの愛称は、イサリビ!
―――よろしくね、ボクの、新しいふたりの友達!
/*
GKさんのお手紙の漁火のことが抜けていたことに気づき慌ててお返ししまし た
タリアさんとも会うところまで間に合った……!
/*
村閉じ前になりましたので、わたしもご挨拶!
改めて、皆様、お疲れさまでした。
この度は村にご参加くださり、ありがとうございました!
ほとんど突発状態の村で、実をいうと参加者の方に来ていただけるかとても不安だったのですが、
宣伝支援もあり、おかげさまで、本当に素敵な参加者さんとPCに恵まれた村になりました。
一参加者としても、お手紙の遣り取りやエピなどなど、たくさん幸せな時間をいただくことができ、本当に、本当に嬉しかったです。
手紙村でも、それ以外の村でも、またどこかでお会いした際は、どうぞよろしくお願いいたします!
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