アデルファ

［テントをちょちょいと消して歩いてゆくと
　100メートル先に掲示してあるチラシが目に留まった。>>#2
　俺は目がいいんだぜ。こういう時は便利。
　父方の血筋のせいだとは、癪だが認めよう。

　近くに行けば、掲示の傍に
　ご自由にお持ちくださいのチラシもあるじゃねぇか。

　俺は一枚それを手に掴み
　やがてカフェの扉を開く。>>#5］

アデルファ

［やがてマドレーヌの香ばしさが口の中に広がる。]

　　好きなモノ…沢山あるぞ。>>#5、>>23

［数え歌を唄うように挙げてみようか。]

　　……季節は秋。黄金に輝く葉っぱ。
　　その下で食べる弁当。
　　蒸した栗、モンブランもいいよな。
　　紅葉の下で食べる弁当。
　　ああ、そういえば、
　　ちっこい頃は、遠足も好きだったな。

［幼少の頃なんて、どれくらい昔だったか。
　わんねーけど、何となく思い出したわ。
　そん時の気持ち。]

プラミア

　

　……はぁ〜あ。
　こっちも食事にしようか。ね、ウィル。


[なんやかんや日常となってしまった
ドタバタが一段落すれば、自由時間。

腰に吊り下げたランタンを一撫でして、
あたしは再びカフェへ向かうことにした。
何度でも行くわ。常連だし。
小遣い稼ぎのバイトだってするし。>>#5]
　

ダアト

カフェ

［長らく作業>>92に集中していたものだから、
　食事を取りそびれていた。
　俄に空腹を覚え、行きつけのカフェにでも
　顔を出そうと足を向ける。
　とある事情で不老不死（推定）となった身でも、
　変わらず腹は減る。存外に不便なものだ。］


　　こんにちは、ジョン。
　　今日も元気そうですね。


［比較的新参者の彼は、元気という以上に威勢が良い。
　カフェでなくパブにでも来たかのようだと、小さく笑った。
　ここで働く者、同じく常連の顔馴染みに軽く声をかけ、
　席につく。オーダーしたのは、4^(4x1)>>#5］