26 ― 境界の先への手紙 ―
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泥だらけの素足で、小さな世界を歩んでいく。
彼は泥から這いずり出たような生き物だった。
底なし沼と同じ黒い肌。
身にまとう靴も外套も湿ってる。
ぐちょり、ぐちょりと、靴の中で音を立てる足は
きっと泥でできていた。
純白の世界が靴裏の汚れで穢される。
小さな小さなハサミの蟹が、
その汚れに突っ込んで、何だこれはと泡を吹く。
きれいな世界、無垢な世界。
なんにもありはしない世界。
ああ今日も。
白い月が空に浮かんでいる。
漣の音が彼を呼ぶ。
(8) 2024/09/17(Tue) 17:48:35
/*
ガァドさん、いらっしゃいませ!
>>7>>8
はあぁ……美しいです……この情景……
純白の世界に泥の男……いいですね……。永遠に夜が続く世界が実際に見られた、というのも(あらすじに「永遠の夜の世界」と書いた村建てとして)嬉しいですね。
そしてこちらでも月が出ていた! ふふ。
(-2) 2024/09/17(Tue) 19:21:13
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