26 ― 境界の先への手紙 ―
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ぐちょり、ぐちょり、ぐちゅり
泥の足が砂の大地を穢して歩く
歩いたあとはまるで影踏みのように
かれのうしろをついてきた。
…しかしそれも、さあっと風が吹けばいつかは埋もれる。
臭いものには蓋をせよ。
汚いものにはシルクで隠せ。
泥の男は、自分がどちらから来たのかも、
いまはよくわからない。
海岸沿いに波に揺られて倒れていたことは覚えているが、
それがどのあたりかは、もう知る由もない。
…さあさあ。さあさあ。
漣が鳴く方へ男はサラサラ歩き出す。
(9) 2024/09/17(Tue) 20:12:41
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