在団生 ナタリー

ｰ回想･卒団式ｰ

[『ヴァネッサ･ポージー』。

名前を呼ばれ、半泣きになりながら、卒団章を受けとって。
席に戻ってきてからもずっと悔しいような、そんな顔で何度も泣き笑う、姉の姿。

｢泣くくらいなら、止めなきゃいいのに。｣

といったのを覚えている。]

卒団生 アレウス

[そんなヴァネッサとナタリーとの間柄だったが、
彼の中で認識が大きく変わったのは先ずヴァネッサ。

祖父と同じ景色が知りたいアレウスと違い>>17>>18>>19
ミリアの歌好きと>>4ヴァネッサの雰囲気は>>25
何となく似通ったもののような気がしたから。

ところで僕やミリアは“ユズリハ”以外の舞台に立てなかったヴァネッサの涙を知る機会はあったかな。>>25
２年前の卒団式の涙のように。>>24>>26]

卒団生 アレウス

[だから２年前の卒団式でナタリーが口にした一言に、
いろんな意味で驚いた。>>24>>26

ヴァネッサが卒団すると知った時、
アレウスは衝撃を受けたが

あんなに半泣きで悔しげに泣き笑うような彼女の姿が>>24妙に印象的で思わず息を飲んだ。
横のミリアは顔をぐしゃぐしゃにして泣いていた。

何故、どうして彼女が歌をやめたのか。
ナタリーが何かを口にする。>>24>>26

ヴァネッサの今の表情について
理解出来る、けど出来ない、
分かりたくないのどれだろうと
思わず自問自答する自分の脳内。]

卒団生 アレウス

[急な質問にも関わらず、ナタリーは答えてくれた。>>50]


　　いつかわかる？


[話の背景が分からなかったので>>24>>26鸚鵡返しに聞き返してしまったものの、随分考え込んだような様子を見てこれ以上の追求は止める。

｢泣くくらいなら、止めなきゃいいのに。｣と言ったナタリーの言葉を知らないから、慎重に言葉を選んだのかと勘違いして。]