衣代和かほ

　え、あ、……。

[混乱は表に出ない。
自己紹介が聞こえたら、自然とそちらを向いた。
叩き込んだ社交性は無意識に発動する。
ようやくしっかり見た女性>>19は、ふんわり柔らかそうな雰囲気の、少し年上っぽい人だった。

よく分からないが――説明は聞いたが頭が理解を拒んでいる――多分自分側の人間なのだろう。

もぞもぞとそちらを向き、猫背気味に会釈する。]


　私は、衣代和（いよりわ）かほ、です。19歳。

[ここまでの状況を解説まではできず。
一旦口を閉ざし、身体を縮こまらせた。]

高嶺聖子

[混乱しているあたしの耳に、他の人の声が届く。

恰好からしてたぶんあたしと同じ状況っぽい
女の子たちの姿に少しだけ安心した。
どうやらここに連れて来られたのは
あたしだけじゃないみたい。>>19>>32

あ、なんか名前と年齢言う流れっぽい？]

高嶺 聖子（たかみね　せいこ）です。
24歳アパレル勤務。

…だよねぇっ！？あたしも！！
夜街の中歩いてたらフワッ…って気が遠くなって、
気付いたらこんなとこに居てぇ！！
よかったーあたしだけじゃなくて。異世界とか意味わかんない……

[佐次、と名乗る女性に食い気味に同調する。
あ、話してたらちょっと落ち着いて来たかも。
もしかしたら全部夢見てるだけって可能性も全然あるしね。]

佐次詩羽

──どこかの広い部屋──

[異世界？ゲート？>>9>>10
いきなり知らない場所で目を覚まして、知らない誰かと一緒の部屋で、知らない人から説明を聞いても何のことやら。
よくわからないけど、悪意は向けてられていなそうだから、心落ち着けるため、まずは飛ばされた者同士で自己紹介を試みる。
名前を聞けば、四人全員日本人らしくて、年も近い。
うち、三人が女性とくれば、このような状況でも心強い心地がする。（唯一男性の彼>>74は気の毒だけど）]

　いよ……、カホさんと>>32
　セイコさん>>56、
　コウスケさん>>76

　……よろしくお願いします

[はじめに聞いたお名前の苗字が珍しくて聞き取りにくくて、
でも、もう一度聞き直すのも気が引けたので、
聞き取れた名前で呼んだ。
最初に名前呼びしてしまったので、その流れで他のお二人も同じように。初対面で名前呼びってあまりしてこなかったけど、なぜか異世界ならいいやという気もして]