26 ― 境界の先への手紙 ―
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「マーチェンド、マーチェンド。
今日のラザニアは人間サマの舌にも合う
美味しい焼き加減に仕上がったわ!」
今日もこうやって俺を呼ぶ宿の主も、装いは兎も角、中身は素朴の類に入るんだろう手合いだ。おそらく、とてもじゃないがこのリージョンでの宮仕えなんて勤まらないんじゃないか。
実際この宿の主は人ではなく、妖精なのだという。だから初めからパンパス・コートの王城に入る資格はない。
「だからさ女将、『人間サマ』は止してください。
別に今、高貴なお方がお見えになっている訳じゃ無し……
ラザニアは勿論有難くいただきますけど」
主の装いと口ぶりからつい“女将”って言っちまうんだが、この妖精から直に自分が「女性だ」と聞いたことはない。それはさておき。
食事処も兼ねた宿を切り盛りする“女将”は、郊外の森に不時着した俺らのシップの第一発見者でもある。
それで俺はこの数か月、この宿の世話になっているって次第だ。
(37) 2024/09/18(Wed) 21:38:20
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