
39 おひとりさまCafe7
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……おいしい。
[ぽつりと呟いて、二口、三口とゆっくりと進める。
進める度に、身体が温まっていくような心地がして、少し泣きたいような気分になった。
飲み干してしまうのが勿体ないような気がするが、残すのも失礼だと、最後の一口を口にする。
美味しいスープを口にしたからか、もう少し何かを食べたいという気持ちが湧いてきた。
他の客達は何を頼んでいるだろうか。
そっと気にしつつ、何を食べたいかと考えを巡らせる。
けれどその思考はすぐに中断した。
スープを飲んで食欲が刺激されたのか、腹の音が鳴ったからだ。]
(48) 2025/04/12(Sat) 22:14:43

[一番新しく来たお客さんはとても空腹が強い様子。
供したスープはあっという間に食された。>>48]
はい、パンとチーズですね。
お待ちくださいねえ。
[テーブルに声をかけ、テキパキと空のスープボウルを片付ける。
魔女と名乗りはしたが、下膳に魔法を使っているところは見せなかった。
カウンターの奥に戻ると、戸棚から山型のパンを取り出して、
ギザギザのついた刃の長い包丁で切る。
そしてそれを対角線で切ってトースターへ。
それが普通の食パンではなくライ麦ブレッドなことは、
取り出したトーストの表面の色でわかるだろう。]
(58) 2025/04/12(Sat) 23:00:23

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