低唱B吟 トラッシュ

[ということで亀の歩みで我々は
夜のアリアのコミュニティへと向かうこととなった


夢は見なければ形作ることすらできないから
それが他者が作り上げる徒花であっても

瓦礫から咲く花々と
気まぐれで陽気な旧世界の唄>>25や
銃弾の音、硝煙がたなびく終末世界

零れる赤は多少は少なくなったけれど
それ以外の道しるべとしては
彼ら>>35のコミュニティへ向かうであろう方角で
漁られた資源の痕がある
辿るならば移動の方向を地下通路での移動方向を知らせるだろう

……多少、通路は迷路になっているので
蛇行やらして辿り着くのに苦労してるだろうが]

中継長虫 メッセンジャー

アリアドネの糸は地下へ

［アリアドネの糸よろしく血痕を辿ってゆけば
　少し開けた場所へ。>>19

　ちなみにここまでの道程、
　念のために靴の踵で血痕を散らしてきている。
　少々ひどかった所は土と石砂でごまかした。

　そこから先は血の跡が辿りにくくなった。
　血痕が激減している>>48
　……しかし消失しているわけではない。
　誰かが応急処置でもしたということか。

　そこまで考えて連想したのは
　過日、スカウトし損ねた通りすがり？の医者のことだ>>40］

中継長虫 メッセンジャー

　　
　　　フットマンが何だかんだ言わなきゃな。

［医者に対してではないが、がなっていた。
　そうではないのだ──交渉する間がなかった。
　あの時敵が迫っていたからだ。

　そんなことがあってから、その時の医者、及び
　【マルコシアス】に注目して
　おおまかな予備知識を仕入れていたのだ。

　そうして暫く歩いて行くと…
　僅かな血痕の他にも人が通った形跡あり。>>48

　やがてとある集団に追いついた。>>35、>>49　**］

　　　あん時の医者じゃん！

　　　……おっと、怪我人がいるな？