20 ― 遺されたモノたちの手紙 ―
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[今日も夜がやってきた。
半透明の空の向こうが、とっぷり暗闇の宇宙に消えた後
夜鷹はその指先で、小さく炎を灯していた。
清らかで幼げだったやわらかな哺乳類たちが、
ゆりかごの中で、暗闇に不安で泣きじゃくらないように
ほんの僅かにだけ灯した常夜燈を他に見るものはいない]
絵本…おとぎ話…怪談…
いや…どれも違うな…まったく…
君たちは何も話してくれないから
何が一番いいか、今でも迷ってしまうな…
[それにもう。
読み聞かせに使った物語は、頁が擦り切れていた。
流石にもうそろそろ。何か新しい物語を書かなければ
こどもたちが喜びそうなもの。
誰かが聞きたいとせがんでくれそうなもの。
もう一度聞きたいと、帰ってきてくれそうなもの]
(56) 2024/05/09(Thu) 21:26:09
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