26 ― 境界の先への手紙 ―
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[弟子に部屋から追い出され、書院に籠る。
窓際の一角には古めかしい机が置いてあった。
他のリージョンから見れば、アンティークともいえるかもしれない、もう何百年と使い続けている男のお気に入り。
机の黒い天板は使い込まれて光沢を放ち、曲線を描いた猫足が印象的だ。
そこに弟子から渡された手紙の一式を置くと、揃いの椅子に腰かける。
抽斗を開ければ、そこには筆記用具が収められていた。
ひと昔前には筆をよく使っていたが、今では万年筆がお気に入りだ。
インクを取り寄せ過ぎて、使い切れないと弟子に分ける程に。]
以前に会った事のある者に息災かを聞いてみようか。
あるいは風の向くまま、誰に充てるでもなく書いてみようか。
もしかしたら面白い縁が結ばれるやも。
[弟子が用意したのは、白地に版画が薄く刷られた便箋だった。
薄っすらと凹んだ縦のラインに沿って、緑釉色のインクで文字を書き始める。]
(77) 2024/09/19(Thu) 23:06:09
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