卒団生 アレウス

[後日、木苺のお菓子が出た時>>79
嬉しかったのはアレウスも一緒。
木苺好きを公言し大喜びで自分の分もナタリーへ分けに向かったミリアの一方で、幸せそうにお菓子へ目を輝かすアレウス。

その後も菓子が出るたび嬉しそうな様子を何度も見せたことだから、共にいる団員ならきっと分かることだろう。
アレウスの菓子好きと甘い物好きな一面は。]


　「ナタリーお姉ちゃんたち！
　　次の木苺狩りは一緒に行かない？」


[木苺のジャムを挟んだ一口サイズの
フィンガーサンドイッチのバスケット片手にミリアが誘う。自分と同じようにはしゃぐナタリーの様子を見て、
次は一緒に摘んでみたいらしい。

バスケットごとナタリーたちの分を差し出しながらミリアは遠足前の子供のように楽しそうだった。]