5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─
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― 始業式の後 ―
[青年が職員室での説教から解放され、
ようやく2年A組の教室に顔を出せた時>>117
そこにはまだ誰か残っていただろうか。]
……帰んなよ。
[眼鏡姿の彼がまだ背を丸めていたのなら、
ぶっきらぼうに声をかける。
もう終わっているよ、と付け加えればよかったのだが
どうしても言葉が足りない。
いかにも大人しそうな青年だ。
朗読を専門とする彼は校内アナウンスに
その声を響かせたことはあったのだろうか。
なければ、きっと彼への印象は朧。*]
(118) 2023/02/28(Tue) 22:02:12
―始業式の後―
[担任の教師の話が終わった後、クラスメート達は次々に鞄を持って教室を出ていく。
教室の全景からフォーカスの当たった少年は、ちらりと空いたままの席に視線をやった。
友人らしき生徒が鞄を持っていくところでも見たなら、少年も教室を出ていただろうが、そのままだったのが気になって残っていた。
交友関係が狭いと、大事な知らせを聞き漏らす事もある。
幸い、今日は言伝るような事もなかったのが幸いだが。
手元に広げているのは朗読用の原稿。
少し矯正されたものの、癖になった猫背で一心に文字を追っていた。]
……っあ、え、えっと……。
[>>118声を掛けられ、少年は弾かれたように顔を上げた。
そうして声の主が自分とはタイプの違う生徒──先程は姿が見えなかった生徒だと認識する。]
(131) 2023/02/28(Tue) 22:51:42
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