
30 【完全RP村】とびだせ!脱獄の檻
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[次に彼女と会ったのは、囚人用の図書室だった。
その時の自分は、すでに制服を着ていなかった。
伸ばした髪はかつてより少し傷み、アイロンがかけられていたシャツには皺が残っている。
深いグリーンの後姿を見つけて、声をかける。]
こんにちは。良い天気ですね。
[窓から見える天気は少し雲がかかっている。これぐらいが、過ごしやすい。
もしも彼女が逃げるなら、追いかけることはしない。
もしも返事がもらえたなら、少しだけ話をしよう。
今はもう、看守の立場ではないこと。
男性を怖がっているようならば、自分は女であると伝えよう。
そして、家族(主に母と姉妹)がHarrikoのファンであることを、話せただろうか。]
(144) 2024/11/27(Wed) 23:28:05

――――…奪われたのは、あたしもよ。
[ハリコのこんなか細い声は、塀の外にまでは届かない。
この有罪判決の確定を経てもなお、“Harriko”を愛し>>144、ハリコ・モーガンズを信じる人々は確かにいる。
そうした人々の声は、けれどしばしば、非難の声の強さの前には搔き消されるものだった。**]
(213) 2024/11/28(Thu) 22:14:56

[……が、その“男”>>144は、今はもう看守の立場ではないのだと告げた。そしてそもそも自分は女であるのだとも。
(以前より相手の髪が伸びて傷んでいたことにも気づいてはいたが、このデザイナーの周辺では(主にファッションとして)髪の長い男はありふれた存在だった。染め過ぎで傷んだ髪の男も)
その話を聞かされた直後こそ、ハリコは意外さから左目を見開いたのだが――]
確かに、そう、ですね。
全然看守さんの格好じゃないし、
よく見ればちゃんと、女の人ですし――
[デザイナーとして数多の人間の(主に女性の)肉体を間近に目にし、採寸等の形で触れてきた職業柄、余程体型をまるで解らなくさせる装具でもない限りは、相手が着衣であっても外形上の性をある程度見抜くことはできた、筈だ。
そんなハリコがこの人と初めて出会った時に男性だと思い込んだのは、当時の自分の恐怖や動揺、それに相手の背丈や装い、立ち振る舞いの“男の看守”っぽさが組み合わさった結果だろう。]
(284) 2024/11/29(Fri) 11:30:08

[そんな折に掛けられた言葉>>150に、ハリコの左目は瞬いた。
この監獄で誰かに平穏に接されたのはこれが初めてではなかったが(これより前か後か、囚人としてのバレンスとの邂逅>>144>>145もあった)それでも己を虐げたり嘲ったりする(主に看守の)者たちとの邂逅の方が目立ったから、己の“側に立つ”と思しき言葉はそれだけで特異に感じられた。]
……、うん。
[看守たちの耳目を意識する手前、ハリコ自身が「何かの間違いだ」とはっきり声に出すことはしなかった。
それでも、同意の頷きだけは返した。この頷きは「辛いよね」「一人で堪えないで」に対してのものでもある――「我慢しないで」には頷けなかったけれども。この時は、まだ。
端的な首肯でどれだけの意思が相手に伝わるかは知れなかったが、ともあれ、この場でハリコは彼女の言葉を受け入れていた。]
(296) 2024/11/29(Fri) 16:04:50

[と、そのピエロが我に返った様子で慌てて一礼する様>>352は、この場を夢の世界から現実に戻すよう。
その彼――アレッキーノがいきなり“ハリコ”の名を言い当てたことは、己の顔が広く知られていることを思えば不思議ではなかったのだが……]
ミスター・アレッキーノ――。
あなたのご家族も、ファンでいてくれてるのね。
嬉しいわ。まだ“Harriko”を愛してくれる人が――…
[「も」と口にしたのはいつかのバレンスの話>>144を思い出してのことではあったが、それはともかくとして。
この時のハリコは、彼の妻と娘について、「いてくれてる」という現在形を用いていた――が]
(364) 2024/11/29(Fri) 23:32:17

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