5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─
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[ふと、眺めていた窓枠に飛び込んでくるものがあった。
バスケットボール>>120だった。
懐かしい色と形に結月は思わずといった様子で微笑む。
結月は昔から運動が好きだ。
最初にハマったのはバスケだった。
ドリブルで相手を抜くのが得意で、パスは苦手だった。
ボールを独占していたかった訳じゃない。
昔から人より一回り小柄な体格では、
パスをするのも受け取るのも難しかったからだ。
遊びなら良かった。
相手の隙をつけばパスができないことはなかったし、
もし失敗したとしてもみんな悔しがるだけで済んだ。
でも本気になればなる程、結月の体格は短所になった。
結局、中学へ入学すると同時にバスケはやめてしまった。
嫌いになった訳じゃない。限界を知っただけだ。
結月はそう思っているし、今も興味を引かれ窓に近寄る。]
(148) 2023/03/01(Wed) 01:53:07
― 春・五月/図書室 ―
[外を見るのは結月の癖だった。
結月のつり気味の瞳はいつも何かを探すように動く。
再びカメラに映った少女はカウンターに腰かけ、
ボール>>148の見えなくなった空を眺めている。]
!
[下校のチャイムが鳴った。
受験勉強や読書のために座っていた少数の生徒も
のろのろとした動作で帰り支度を始める。
普段なら何も気にならなかった結月だが、
今日はそわそわした様子で最後の一人が出ていくのを見送る。
椅子を片づけて、本のチェックをして、戸締りをして。
二本の尻尾を揺らしながら手早くすべてを終わらせると、
結月の軽やかな足が廊下を駆ける。
画面には徐々に小さくなる少女の姿が映った。]
(228) 2023/03/01(Wed) 23:07:58
― 気づくことのないシルエット ―
[視られることには慣れていた。
どちらかというマイナスな意味合いで。
密やかに、時にあからさまに。
視線だけでなく、
妥当と思える叱責から、不当に感じる文句まで。
世界には色々な表現のグラデーションがある。
だから、少しばかりの非難を含む程度の眼差しに、>>148>>149
青年が気づく描写がなかったとしても勘弁してほしい。
そのどちらかというと負の天秤に寄った視線が
小柄なツインテールの三年生だと知る機会があれば
ケンだって驚いただろう。
彼は彼女を知っていたから。]
(305) 2023/03/02(Thu) 15:31:13
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