『ラピス』 ジュベナイル

フェアリーエリア:ともに空とぶ、ヘロー共に

ゲ？　ゲ　
ゲゲゲノ……

［おっとそれ以上はいけない。
げっというワードに>>167、どこかで聞いたことがあるような童謡を口ずさむが記憶媒体のエラーにより、先の歌詞は覚えていないようでした。ゲゲゲノゲゲゲとよく分からないリピートをしつつ…名前を聞けば、またニコリと笑いました]

ヘローサマ、ですネ。
へろー、ヘロー、、ハロー。
アイサツをすル時の、言葉ノよーです。

挨拶の度ニ、ヘローサマを思い出せマスネ
…そう、デス。ぼくのいたところでハ
ごアイサツに「はろー」と言っていた気がします

［と、笑顔になる。
　…そして…会話の楽しさの中から、かすかに過去のことが思い出されたことに気づきました>>167>>169。
くすくす笑う妖精たちをたしなめる彼の様子を見て。「楽しむ」のがいいといってくれたことで、ラピスはより笑顔を深めました。]

残鷺の君 ヘロー

フェアリーエリア：飛翔する

[ヘローは、件の童謡などについては何も知らなかった。
　だからラピスのよくわからないリピート>>179に対し、危ういワードを続けてしまうこともなかった。よかったよかった。
　とりあえずこの場は「なんでもない」で通せそうだ……と内心で安堵したのは、「ヘロー」の名を繰り返す笑みを視認してからのこと。]


　挨拶？　……あー、言われてみればそうだな。
　君のところの挨拶も似た言葉なんだな。ふむ、「はろー」、か。


[レオーネにも同様の認識をされていた>>84とまでは思わぬまま、今更のようにヘローは納得する。
　同時に、ラピスの記憶のひとかけらがここで出てきたのだとも認識するが、大げさな反応はここでは示さなかった。特に此方から何も伝えずとも、本機（ほんにん）もまた「何か」思い出せると自覚できたようだ>>180。]


　良かった。君が新たな発見を得ることが出来て。


[「タノシイ」と、かすかな記憶、そのどちらも、と。
　瑠璃色の大きな瞳を輝かせる人形の顔に対し、鷺型の頭部パーツでは感情のかたちを作れない。そう認識していたヘローは、合成音のほうに意識して喜色を載せていた。]