アデルファ

［さて、そんなこんなの想いを巡らせた後。
　近くにルーリはまだいただろうか？

　いたなら
　胃薬足りてるかい？って声をかけようか。>>161

それから、傍の席にいる男に目を留めた。>>188]


　　……先生！

ダアト

カフェ

［午後のティータイムよろしく
　優雅にティーカップを傾けているものの、
　その実、中身は麦茶だ。
　縁もゆかりも無い国のお茶だが、
　どこか落ち着く味わい。
　耳に馴染んだ声と呼称が聞こえて、
　そちらに顔を向ける。>>227
　それ以前に、肌にも馴染んだ気配に気づいてはいたが。
　さも今気づきましたよ、と言わんばかりに。］


　　ごきげんよう、アデルファ。


［素っ気ない程の短い挨拶と裏腹に、
　眼鏡越しに細めた目を向ける。
　出会った頃より随分と丈高く、
　精悍さを増したように思うのは、
　師匠の欲目だろうか、さて。］　　

ルーリ

［　この言葉で察するだろう男であることくらいには
　　俺はこのダアトという男を知っている。

　　このような場所で言葉を吐いてしまった
　　いつもなら絶対に言葉にしないもの>>163>>164
　　本心だからこそ誰にも知られるわけにはいかない。

　　もし知られているのなら
　　彼の弱点でありそうなその眼鏡を奪おうか。　］


［　だがその返事を聞く前に
　　彼を先生と呼ぶ声が遮った>>227　］

　

ルーリ

　　聞こえてないのならいい
　　ダアトが麦茶が好きだとは新しい発見だった


［　にこり、とまた笑顔に戻した顔で席を立つ。
　　どうやら師弟関係にある二人だ
　　邪魔者は退散するとしようと二人に手を振る。

　　去り際にアデルファには>>227
　　「胃薬はこれだけあれば大丈夫さ」と答えた。
　　コイツも結構お人好しで心配性だよな。　］