残鷺の君 ヘロー

フェアリーエリア：飛翔する

[ヘローは、件の童謡などについては何も知らなかった。
　だからラピスのよくわからないリピート>>179に対し、危ういワードを続けてしまうこともなかった。よかったよかった。
　とりあえずこの場は「なんでもない」で通せそうだ……と内心で安堵したのは、「ヘロー」の名を繰り返す笑みを視認してからのこと。]


　挨拶？　……あー、言われてみればそうだな。
　君のところの挨拶も似た言葉なんだな。ふむ、「はろー」、か。


[レオーネにも同様の認識をされていた>>84とまでは思わぬまま、今更のようにヘローは納得する。
　同時に、ラピスの記憶のひとかけらがここで出てきたのだとも認識するが、大げさな反応はここでは示さなかった。特に此方から何も伝えずとも、本機（ほんにん）もまた「何か」思い出せると自覚できたようだ>>180。]


　良かった。君が新たな発見を得ることが出来て。


[「タノシイ」と、かすかな記憶、そのどちらも、と。
　瑠璃色の大きな瞳を輝かせる人形の顔に対し、鷺型の頭部パーツでは感情のかたちを作れない。そう認識していたヘローは、合成音のほうに意識して喜色を載せていた。]

『ラピス』 ジュベナイル

フェアリーエリア:そらとぶ友達、友人のバッヂ

［ラピスの発見に、ヘローは、それは良かったと喜んでくれました>>256
そして、「ヘローサマ」ではなく「ヘロー」と呼ばれたほうが友達のようで嬉しいと…心の底から言ってくれたようで>>257、ラピスは嬉しくなりました。]

ハイ、ヘロー。
ぼく　と　へろーは　ともダチ　です

ボクハ、トモダチが　すきでス
とてもあたたかい　キモチ　になリマス

メカ。めかは僕もめかデス。
けど、へろーのほうが　かっこイイメカです。

［ラピスはニコニコと、嬉しそうに笑います。
　『トモダチ』。それはラピスにとって重要なものだった気がすると思い出せたこと。そして、メカの身体の話をするときのヘローがとても楽しそうだったこと。>>259
それらすべてが集まって、ラピスは『嬉しい』とかんじ…]