
33 【完全RP村】終のお宿と始まりの旭。
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[ややあって、おみかんを味わうえりざべーとから「好きに動いて」と言われました。>>225
それで白薔薇は漸く、自分がなぜこのラウンジに行こうとしていたのかを思い出したのです。
先程挨拶を交わしたきりすれ違いの形になった若者のことも――今頃になってある心当たりを得たこともあって――気になってはいたのですが……。]
お気遣いありがとう、お嬢様。
そうだな、この宿にいられるのもほんの少しの間だという。
君のお言葉に甘えて、私も好きに動く、とするよ。
[動けなかったバラの苗が、今や「動く」のです! そのことに白薔薇は思わず自らくすっと笑いを零してしまいました。ツバサ様がふっと零す無邪気な笑顔に白薔薇の買い手の女の子も「ハートを撃ち抜かれていた」な、と思い出しながら。]
えりざべーと。
少しだけでも君と話せて、出会えて、良かった。
君も、どうかこの先で良い旅路を。
[とはいえ白薔薇はまだ暫くラウンジに留まりますし、ラウンジを出た後にもまたお宿の中で鉢合わせるかもしれませんが……。
もしかしたらこれが最後の遣り取りになるかもしれませんでしたから、白薔薇もまた、こんな別れの挨拶を返したのです。*]
(291) 2024/12/27(Fri) 11:06:42

[こうして結局、白薔薇はひとり、ラウンジの本棚の前に向かいました。
えりざべーとに別れの挨拶をしてから本棚に向き合った時の白薔薇には、もう既にあの若者の顔と声へのおぼろげな心当たりが浮かんでいました。>>291]
それは今年の梅雨の話
[白薔薇の元々の持ち主であるあの女の子――いまや大学生になった女の人が、下宿するために今年の春に家を出て行ってからのこと。
梅雨の頃に一度だけ、その女の人が家に戻ってきたことがありました。どうやら法事のついでだったようです。
数か月ぶりに現れたその人の心の内からは、立ち寄ったお寺のこと、最近のツバサ様のご活躍のことに加えて、白薔薇の知らない人々のことがおぼろげに感じ取れました。
その女の人と同じ年ごろか、少し年上の若者たち。時々、とても年の離れた人々(おそらく教授陣でしょうね)。
きっと、大学で初めて出会った人々のすがたなのでしょう。]
(293) 2024/12/27(Fri) 14:46:19

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