
33 【完全RP村】終のお宿と始まりの旭。
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
[こうして結局、白薔薇はひとり、ラウンジの本棚の前に向かいました。
えりざべーとに別れの挨拶をしてから本棚に向き合った時の白薔薇には、もう既にあの若者の顔と声へのおぼろげな心当たりが浮かんでいました。>>291]
それは今年の梅雨の話
[白薔薇の元々の持ち主であるあの女の子――いまや大学生になった女の人が、下宿するために今年の春に家を出て行ってからのこと。
梅雨の頃に一度だけ、その女の人が家に戻ってきたことがありました。どうやら法事のついでだったようです。
数か月ぶりに現れたその人の心の内からは、立ち寄ったお寺のこと、最近のツバサ様のご活躍のことに加えて、白薔薇の知らない人々のことがおぼろげに感じ取れました。
その女の人と同じ年ごろか、少し年上の若者たち。時々、とても年の離れた人々(おそらく教授陣でしょうね)。
きっと、大学で初めて出会った人々のすがたなのでしょう。]
(293) 2024/12/27(Fri) 14:46:19

[彼女と出会ったのもそのサークル内でだった>>293
勧誘されてか、やってきた彼女は
大学に入りたてで初々しく。
それでも、人一倍の情熱を持っていた。
歌手のツバサ、外浦部 翼に対しての。
同じくツバサが好きな人間と意気投合したり
歌っていた曲をこの若者やメンバーの誰かが奏でれば
彼女も歌ったり、もしくは楽器を弾いたり
そんな一幕もあっただろうか。]
(298) 2024/12/27(Fri) 16:02:31

今年の梅雨のこと
[さてここで、あの一度きりの再会の日のこと
>>293>>294をまたお話しましょう。
大学に通うために家を出ていた元の持ち主は、白薔薇のもとに帰ってきてまず、自分の目でバラの手入れの状態を確かめました。
葉の付き方と様子。咲きがらの処理。土の状態。根元がぐらついていないか否か。等々。
一通りの様子を確かめてから、その人ははっきりと安堵を心のうちに示しました。
“弟はちゃんと言った通りにしてくれている”。
白薔薇の元の持ち主は、今の持ち主に対しての信頼を、ここで確かに抱いていたのです。]
(309) 2024/12/27(Fri) 17:34:13

[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る