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5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─
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「飯島の立ち去った後には供えられた花がそのままだった。
彼は誰かの供えた花に、指一本触れはしなかった。
供えられた花は花壇を見ていた誰かの存在証明だった。
正体を知りたい気がしたが、残念ながら飯島はその人物に心当たりがなかった。
探してみようにも、残されたのは一本の花のみ。到底見つかるはずもない。
だからといって、花を処分してしまうのは躊躇われた。
なんとなく、知らない誰かの痕跡を消してしまいたくなかった。
それで飯島が去った後には、完全には荒れた形跡の消えない花壇とそこに供えられた花が残された。」
ー 玉響に“なけ” 原作小説より一部抜粋 ー
(295) 2023/03/02(Thu) 12:33:06
![](img/flag.png)
― 春・五月/登下校 ―
[美術部を退部したからといって、幸阪結月は消えたりしない。
特徴的なツインテールを揺らし、大神高校の中で生きている。
移動教室のタイミング、購買の人ごみに流された昼休み。
体育の授業に、毎日の登下校。
去年の靴箱は特に大変だった。
出席番号順に割り振られた場所が上の方だったのだ。
届かない訳じゃない。背伸びも必要ない。ちょっと取りにくいだけ。
片手をぐっと伸ばして靴を取るのは一日二回の日課だった。
結月が癖のように花壇に視線を向けると、
今日もまだ萎びた花が横たわっていた。>>295
なぜかその様子が気になって、彼女は毎日一瞬だけ足を止める。
紙芝居を一枚捲ったように
色とりどりのパンジーが消えたのは五月下旬のことだった。>>313]
(369) 2023/03/02(Thu) 23:17:10
![](img/flag.png)
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