鋳薔薇姫 ローズ

—— SFエリア・可愛らしいお人形さん　——

[ニンゲンサマ、ニンゲンサマ。
そんな言葉が付近でたくさん耳にすることに気がついて。
辺りを見渡せば、売店の外でさまざまなスタッフに声をかける少年>>373が目に入る。
何か困っているのだろうか、と気になって近寄って。声をかけている中で、ラピス、という自己紹介を聞けば、駆け寄って、目線を合わせるために少し屈む。]

あらあらまぁまぁ。マウスちゃんの言ってた子かしら。
こんばんは、ラピスちゃん。私はローズ・メディレア、よろしくね。

[まずは自己紹介、いきなりで声をかけられては怖いかも、と思い、できる限り微笑みをたたえて。]

ラピスちゃんはどうしたのかしら、おばあちゃまにも聞かせてもらえるかな。

[そのように尋ねれば、他のスタッフに聞いていたことを聞けただろうか。]

『ラピス』 ジュベナイル

きれいなきれいな "おばあちゃま"

［幾人かのスタッフや他の来場者に声をかけました。
何度も星が欲しいとお願いしてはどのような星が良いのかとスタッフに逆に訊ねられ、困っていたところにふと、『マウス』という聞き馴染みのある言葉と、『ローズ』とこれまたマウスから聞いたお名前が耳に入ってきました。>>390

そちらを振り向くと、そこには…夜空のようなきれいなドレスとケープを纏った美しいご令嬢が一人。『ローズ・メディレア』と名乗ってくれたことで、ラピスは彼女がマウスの言っていた『ローズ』という人だと気づきました]

ローズ、サマ。
うちゅうせんのたびの　ローズサマ　ですカ？
ハジメマシテ　僕　は　ラピスです

ボクハ　ローズサマを　しってイマス
マウスが　おしえて　くださいましタ
イッショニ　うちゅうせん　と　キキマシタ

［と、こちらもニコリ。
マウスの大切な人は、ラピスにとっても大切な人です

…しかし、"おばあちゃまに聞かせて"というワードはバグった回路には少しわからなかったらしく、キョロキョロと周りを見ました。"おばあちゃま"はいません。目の前にいるのはきれいなローズサマです。けど、自分に聞かせてほしそうなニュアンスの言葉に少し考えて]