【叫】 五十嵐螢

　あぅ、ごめん、変態は、うん。
　助べえはそうだよ、僕は助べえだし。
　離したらもっと脱いじゃうでしょう？？
　うん、うん、勝手に見えちゃうよね。
　まだ手しか触ってないよ、バカは、うん。
　お嫁さんの嫁ぎ先は僕のところだから、
　むしろ行先しかないかなぁ。

［酔っ払い状態の連続口撃にそうだねーと相槌を返していたが密着する詩ちゃんの身体に僕の一部はとても反応していて固くなってるモノを黒い下着越しにお尻に当てることになっていた］

　あ、うん、アイスだね。
　よい、しょ――。

［恋人みたいに後ろから抱きしめて座ってる状態で僕はテーブルの方へと手を伸ばした。
そうすると余計に密着することになるのだが、僕は僕でそれなりに鍛えてはいる。
なよなよとはしているし身長は低いが靭な筋肉を纏う身体を詩ちゃんに押し付けることになる。

　シャーベットは仲居さんが手の届く範囲に置いていてくれたので取ることができ、スプーンで掬うと詩ちゃんの口元に持っていった］