高嶺聖子

―　10日ほど時は流れ　―

[それからの日々もなかなか目まぐるしかった。
取りあえずランディと一緒に服を買いに行って
外出用とルームウェア用にこっちの服と下着を何着か買い
（珍しいものばっかりであれこれ目移りしてたらそこそこの量になってしまった）

ついでに裁縫セット一式を買って、小さなぬいぐるみを作ることにした。
暇な時にちまちま進めて、今クマが作りかけになっている。
外出も制限されてるあたしを気遣ってか、
ランディはちょこちょこあたしを街に連れ出してくれたから
言う程暇を感じることもなかったけどね。

美味しいお店に連れてってくれたり、文字を教えてくれたり
ただただ部屋でお互いの世界や育ってきた環境について話したりもして。

あたしのこと。可愛いものとお洒落が好きなこと。
甘いものは好きだけど、太りやすいから我慢してること。
両親と妹がいて、おばあちゃんっ子なこと。
……今まで好きな人はいたけど、片思いばっかりだったこと。
そんなことも、多分聞かれれば話しただろう。]

戦士 ランディ

―　買い物時のこと　―

［>>21服を買い、日用品を買っていく中でランディは魔道具屋で首飾りを一つ購入した。
矢避けという対飛び道具用の魔法がかけられたものでランディの瞳と同じ色のトパーズがはめ込まれた装飾品だった。

　買い物が終わり宿に戻ると改めてとランディは聖子と向かい合い］


　好きだ、結婚しよう。
　昨日話したように俺の故郷では求婚時に首飾りを贈るんだ。
　だからこれは俺の求愛の証。

　聖子がオッケーってなったら今度は指輪を買いに行こう。
　この通信の魔道具じゃなくてちゃんとした結婚指輪な。


［快活な笑みを浮かべて聖子の首に首飾りをかけてランディは答えを待ってると伝えた*］

戦士 ランディ

―　日付が経過し　―

［日常生活に必要なものというのはそれなりにある。
>>21服や下着もそうだし靴もそうだ。
特に靴は足のサイズにあったものを履いていないとすぐに足を痛めてしまうので完全オーダーメイドで聖子専用のブーツを作ってもらう。
ブーツというのも耐久性や踏破性能を鑑みたもので、素材の色や紐の色までも自由に決められるところがいいところだ。

　裁縫セットは道具屋に。一緒に生地や綿も購入しておいたので材料は十分に。
足りなければまたその都度買いにいけばいい。
あとは化粧品やらのお肌のお手入れ用品やお風呂用品か。
これはまた別の店に寄って購入することになった。
お高いがまあ経費で落ちるのだから気にすることはない。
しっかり領収書を切ってもらいギルドに請求する次第である］