26 ― 境界の先への手紙 ―
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「……、なんだこれ?」
確認できた4通のうち、3通はぱっと見、至って普通の手紙と言っていい。
だが残りの1通は、何というか……紙切れ、なのか? 元々何かしらの容れ物に収められていたのが途中で中身だけになっちまったのか、それとももともと“本体”のみで発送されたものなのか、そこまでは俺には分からない。よく見りゃ紙の片面だけじゃなく、両面に文字が綴られている。
――どっかの紙ごみでも手紙に交じっちまったか?
表面(おそらく)の字の綴られ方と裏面の内容から一瞬こうは思っちまったものの、それでもその表の文面は、確かに“手紙”と呼べるものだった。
俺の名前なんて――自称する通り名も、孤児の数少ない身分証としての名も――どこにも記されていないその手紙もまた、俺は捨てることなく客室のテーブルの上まで運んだんだ。
(22) 2024/09/20(Fri) 15:16:35
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