プラミア

　

　秘薬は…多分持ってないと思いますけど、
　どんなのですか？


[薬屋さんが珍しがるような上級の魔法薬なら、
まだあたしには触らせてもらえないと思う。

でも先生がいるならそちらに聞いた方が早いかも？
まさかお隣さんも魔法使いの弟子になるなんて。
それ以来、弟子談議することもあったかもね。

あたしもこの界隈の端くれにいる身として、
ダアトさんのお名前はもちろん知っていた。
というかご自宅も知っていた。
手の込んだランタン見かけた時から>>0:95
毎年秋のお散歩コース入りしているから。]*
　

アデルファ

回想：隣の魔女娘（まじょこ）さん

［そもそもダアトさんの住処を教えてくれたのは
　プラミアだった。>>25
　こんな噂を小耳に挟んだけど
　何か知らないかいって聞いてみたんだ。
　その時にはまだ魔法使いに弟子入りしたいって
　話してなかったんだけど。

　ちょっとそこまで〜って
　ごく近くまで案内してくれたのだっけ？
　ショートカットで先生の居場所を知れたのは
　だからプラミアのおかげ。
　言い回しは記憶補正が入った気もするけど。
　とにかく、先生の居住区って案外近かった。

　後々週一回以上教えてもらう機会を得たのは
　ご近所さんっていうのも大きかったのかな？>>0:264］

アデルファ

［求める秘薬がどんなものかと聞かれれば>>25］

　　秘薬はね。
　　蘇生薬とか、そこまで
　　大それたものを求めてるんじゃない。

　　だけど例えば、
　　物語の人魚の魔女が持ってる
　　みたいなさ……その逆とかさ。
　　いや、それでもまだ大それてるな！

　　そうじゃなくて…
　　劇薬が妙薬に変化するとか。

　　……あ、ますますイミフになってきたな。
　　ちゃんとした説明になってないな？

［そこまで話してから、小さく“あっ！”と叫んだ。]

アデルファ

［それからもう一回ダアトさんを訪ねて。
　晴れて“先生”と呼べる関係になれた。>>0:264］


　だから、魔法使いの弟子になれたのは
　プラミアのおかげが、とっても大きいわけ。
　俺ちゃんと、
　そうやってプラミアにお礼言えたよね？

＊＊＊

［それ以来
　隣の魔女娘（まじょこ）さんと顔を合わせれば
　弟子談義に花が咲く。>>25 **］