20 ― 遺されたモノたちの手紙 ―
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[ 必要事項を伝え終わった機械は、施設の中へと戻っていった。
ふうと息を吐き、雨雲が近づいた鈍色の空を見詰め、ぼんやりと追想する。
───『おはなをどうぞ、てんしさま』
無垢な瞳が、わたしを見詰める。
小さな手に握られた花をこちらへ差し出して、綻ぶように笑うニンゲンの子ども。
まるい頬は赤く染まっていて、まるで林檎のようで可愛らしかった。
戸惑いながらも其れを受け取り、急かされるようにその場を離れた。
花束は直ぐに枯れてしまったけれど、私の電脳に、想い出が、感情が残っている。]
(46) 2024/05/11(Sat) 16:30:14
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