26 ― 境界の先への手紙 ―
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[男もかつては弟子として師匠の教えを受けていた。
腕っぷしを鍛えるのが楽しすぎて、勉学が疎かになったのはご愛嬌。
親の欲目などで瞳を曇らせず、我が子でも不真面目な者を放逐したのは正しかっただろう。
男から見ても、兄達の方が父の跡目を継ぐのには相応しかった。
家を放逐されて百年程は、ゲッカの中をあちこちと回った。
路銀が底をつけば、人里を荒らす下級妖魔や魔物を倒して稼ぎ、挑んでくる者があれば戦った。
珍しいものがあると聞けば足を運び、戦いたいと思う者には自分から挑んでいった。
何不自由なく暮らしていた公子時代よりも、その方が生きているような気がした。
そうして流れ着いた先がこの煙霞山だ。
山と言っても、山脈と表現した方が正しいが。]
(52) 2024/09/20(Fri) 23:32:09
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