26 ― 境界の先への手紙 ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
[弟子をはじめて取ったのは、ほんの気まぐれだった。
寄る辺ない妖魔の子を峰まで連れ帰り、配下の者に世話をさせ、たまに剣技を見せてやれば、きらきらと目を輝かせるのが面白くて。
ならば教えてやろう、と小さな木剣を誂えさせた。
感覚的に扱っているものを、昔受けた教えを言語化するのには苦心した。
弟子が成長すれば、楽しかった。
立派に育ち、今では配下として仕えている者もいる。
新天地を求めて山を下りた者や、別の山で主を名乗っている者も。
皆、それぞれだ。
古い弟子などには、随分と丸くなったと言われる。
昔―妖魔の感覚なので数百年は下る―であれば、弟子に叱られるような真似は許さなかったと。]
(53) 2024/09/20(Fri) 23:33:38
[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る