
5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─
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ー 五月・校舎前花壇 お供えの正体? ー
[その髪を最初に見たのはいつだったか。>>0:369
校舎前花壇に意識を向ける人間は少ない。
美化委員の真面目な後輩か、そうでなければライバル意識でも持っていそうな園芸部の連中がたまにちらりと覗きにくるくらいだ。
大体の顔は認識しているつもりなだけに、記憶にない明るい髪はいっそう目立った。
しかも記憶はないくせに、何故か印象だけがある。>>0:294
どこかで見たような、そんな奇妙な違和感だ。
声をかけるか迷ったが、彼女は誰かを待っているようにも、悪戯を考えているようにも見えない。
ただ、ごくわずかな時間。そこに留まって花壇に意識を向けているようだった。
荒れた形跡のあった場所を、ただ眺めやっているように見えて。]
こんにちは!そこの花壇にお供えしてくれたのって、君だったりする?
[笑顔を浮かべて、問いかけてみる。]**
(55) 2023/03/03(Fri) 23:01:56

― 春・五月/校舎前花壇 ―
[花壇を見下ろす結月のカット。
少し間を置いて、明るい声>>55が飛び込んできた。
伏せがちだった瞼を持ち上げ、結月は振り向く。
同時にカメラは声の主の方へと被写体を変えた。]
お供え?
[相手の顔を見つめる結月の顎はあまり上がらない。
少女程ではないが、目の前の生徒も男子にしては小柄な方だ。
原作を読んだ時の印象と差異があるが違和感を覚えないのは、
演じる水戸が役と馴染んでいるからだと根岸は思う。
意味を考えるような間、視線ははらりと背後に落ちる。
横たわっていた花はまだそこにあったか。
なくとも、結月がその存在を知っていることは伝わるだろう。
カメラが事故現場である花壇を映した。]
― 春・五月/校舎前花壇 ―
[花壇を見下ろす結月のカット。
少し間を置いて、明るい声>>55が飛び込んできた。
伏せがちだった瞼を持ち上げ、結月は振り向く。
同時にカメラは声の主の方へと被写体を変えた。]
……こんにちは。お供え?
[相手の顔を見つめる結月の顎はあまり上がらない。
少女程ではないが、目の前の生徒も男子にしては小柄な方だ。
原作を読んだ時の印象と差異があるが違和感を覚えないのは、
演じる水戸が役と馴染んでいるからだと根岸は思う。
意味を考えるような間、視線ははらりと背後に落ちる。
横たわっていた花はまだそこにあったか。
なくとも、結月がその存在を知っていることは伝わるだろう。
カメラが事故現場である花壇を映した。]
(84) 2023/03/04(Sat) 06:05:56

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