26 ― 境界の先への手紙 ―
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研究員はベアーから受け取った手紙をじっと見た。
宛先は昨日教えた相手、チエンドゥー。
ここで育ったチエンドゥーなら、このリージョンがステアで孤立することは当然知っていることだ。ニュースなりなんなりで大規模ステアの報道を見れば察しもつくことだろう。
わざわざ手紙を書かなくても……、と思ったがきっと手紙を書くことが楽しいのだろう。
だからあえて何も言わず、今日リジェットXから定期便に乗せる荷物の中に手紙を入れた。
気がかりなのは空き瓶のほうだ。
例え穴に入れた手紙を誰かの拾ったとしても、もう一度同じところに届く確率は限りなくゼロに近い。
そっちの方は指摘してやるべきだったか、と思うものの、言うよりも早く立ち去られてしまったのだ、どうしようもない。
届くと信じて疑わないベアーのために、研究員は
同じ人のところに届きますように
とひそかに祈った。
(62) 2024/09/21(Sat) 09:21:32
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