26 ― 境界の先への手紙 ―
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「……流石に腹減ったな。
お前さんも充電が要る頃だろ、クロウ」
俺とクロウは階下の食事処に向かうことにした。もっともクロウの“食事処”はあのエンジニアの工房になるんだが。
妖精の“女将”が今朝用意してくれたのは、やはり質素な見た目と味付けの、翡翠色の豆のポタージュ。
「今の時間はマーチェンドしかいないから」とのことで、これを作ってくれたとのこと。もし俺が他の客と同じくらい早い時間に朝食を摂りに来ていたなら、もっと“この国らしい”華やかなメニューを出されていたんだろうな。
俺がこうした地味な食を厭わないと知った上とはいえ、そういう料理を「わざわざ」作った“女将”の思惑にまでは、この時俺は踏み込まなかった。クロウもな。
ともあれ、質素ながらもきちんと美味いポタージュへの礼を述べてから、俺とクロウは充電のための工房へ立ち寄り、それから再び客室へと戻っていた。
(66) 2024/09/21(Sat) 10:18:23
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