26 ― 境界の先への手紙 ―
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俺は返信を書いていない3通の手紙のうち、既に一通りの文面を見てはいた手紙を、改めて読み直す。
表と裏で書き手の異なる手紙の、おそらく裏面に当たる方の物語を、この時になって漸くじっくりと読み進めたんだ。
――ああ。ああ。そういうこともあるわなァ。でもよ……。
裏面の物語に少し苦い顔になりながらも、拙い字を記した書き手のほうに向けた言葉を、俺は便箋の上に綴り始めた。
相手の素性の手がかりが少ないこともあって、ちぃとばかし悩んだんだが、敢えて「拙い字」に合わせた言葉を遣うことはしなかった。丁寧な言葉遣いにまで合わせない、なんてことはしなかったが。
もし相手がこの裏面の物語が解った上でこれを送ったのであれば、この文遣いでも読めるだろう、と。
(71) 2024/09/21(Sat) 14:15:10
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