26 ― 境界の先への手紙 ―
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ところでリージョン間貿易商という仕事には、しばしば付きまとってくる問題がある。
その一つが、端的に言えば「外来文化の流入」だ。
まあこの“混沌”、元々リージョン間の交流ってのは(場所にもよるが)珍しいことじゃないんだが……。
そのリージョンに何かひとつ今までなかったモノを持ち込むだけで、それが現地に影響を及ぼすことは往々にしてある。そいつが便利な代物だったり、技術や文化の刷新に繋がるモノだったりすれば、影響は更に大きくなる。
そして俺のような個人商は「薄利多売」よりも「厚利少売」のほうが儲けやすいってこともあって、結構な高額の――値段に見合うだけの利便性のある外来品を持ち込んじまいがちなもんでなぁ……。
で、妖魔たちが治めるゲッカの地にも、ここ数十年くらいで電動の機械を取り入れるっていう変化が生じている訳で(これは勿論、俺の所為だけじゃないんだが)。
果たしてそれが吉か凶か……というのを、外来品を持ち込んだ側として考えてしまうことがある。
……悩むくらいならリージョン間貿易商なんてやめちまえ? そう言われたら大分困るな!
(77) 2024/09/21(Sat) 18:16:20
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