5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─
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ここにあった花、
[口を開いたのはどちらが先だったか。
結月は誰かと険悪になるつもりはない。>>76
話しかけられて無視したり邪険に扱ったりしないし、
相手が嫌がるであろう言動は避けようとする。
彼の返答の前か、その後か。
結月の質問は、花びらから落ちる雫のように突然零れた。]
(87) 2023/03/04(Sat) 06:09:31
[少しして、彼女が声を上げた。>>87
よく聞こえず、聞き返す前にもう一度、今度ははっきりと聞き取れた。>>88
目を見開いた。心臓が激しく脈打った。どこか寂しげに聞こえた彼女の声が、酷く悲しかった。
どうしてなのか、やはり飯島には分からない。
自分の本心に近いければ近いほど、雲を掴むように全てが曖昧になる。
ただ、その悲しみのまま、言葉が口をついて出ていた。]
死んでないよ。
[死んだのだ。潰れた花は戻らない。潰れた時点で、取り返しようもなく終わっている。
それなのに口をついて出た言葉に、困惑する。
こんな嘘に意味はない。慰めにすら、きっとならない。
どうして、どうして、そんなことを。]
(153) 2023/03/04(Sat) 22:36:30
[ひとつ、ふたつと沈黙。それから、ひとしずく。>>87
結月は人見知りではない。
友人との会話に遠慮はないし、>>0:41
派手な見た目の生徒にも怯んだりしない。>>54
男子生徒とも気兼ねなく話す。>>72
無口なのは、美術部で絵と向かい合っていた時と
私語厳禁な図書室の中くらいだ。
だからここで黙る理由はどこにもなかった。
話すことがなくて気まずいと言った様子もなかった。
しかし結月は押し黙り、記憶に残る死体を思う。
原作でも、ここで結月の心情はほとんど描かれない。
だって当人に理由が分からないのだから。
淡々と台詞と行動だけが降り積もっていく。]
(177) 2023/03/05(Sun) 03:35:51
[結月は、花がひとつ枯れたくらいで悲しむ人間ではない。
しかし花の美しさを知っていたし、花が生きていたことを知った。
結月は多くを語らない。
原作には、『絵の具に水を零してしまう気がしたから』とある。
だから浮かべる笑みは普段より静かで、色のないものだ。
受け取った言葉を薄めないように、濁らせないように。
この瞬間、結月は普段携えた気遣い>>87を取っ払った。
気まずくさせるとか、返事を困らせてしまうとか、
そういうことを何も考えなかった。考えたくなかった。
不思議な気分だった。
結月の中で燻ぶっていた怯えや焦り、苛立ちが見えなくなって。
本当に久々に、心から穏やかな気持ちになれた。
そう、演じる。そう演じられた。心地よい空気だった。]
(183) 2023/03/05(Sun) 03:42:44
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