研究者 アマノ

　……使うとしても「被害者」での深くまでの潜入は難しいだろう。
　あそこの軍医は取捨選択をちゃんとする、と思う。
　軍人優先、致命の者は切り捨て、回復できるものだけを選ぶ。

　あいつなら、そうする。

　奇襲が失敗すれば駒が無駄に失われるだけだ。
　爆薬は失敗したとしてもその余波である程度の被害が見込める。

[流石にそういう奴はいないんじゃないかなぁ。もう。
と、遠い目をするのであった。

やれといわれたらやるという人ならいるかもしれないが。
嫌々ならちょっと、可愛そうだなって思う。]

謀反人 キロン

　
　 そうですね。
　 失敗…本命の素材が手に入らずとも、
　 物資を消滅するには十分でしょうし…。
　
　 管理してる薬品や薬草により
　 二次災害も見込めます。
　
[　今日此処に至るまで。
　 作戦という作戦は…一人で考えてきました。
　
　 >>177 今になって、取引を介さない、
　 話し合いというものを、しているようで、
　 奇妙なものですね、と。
　
　 呑気に考えていたのですが。　]
　
　

謀反人 キロン

　 ……。
　 貴方のその選択の様こそ。
　 『取捨選択』をさせてしまってるんでしょうね。
　 　
　 時間をかけて形見でも作って
　 「船」に乗せてあげたって、いいのに。
　 　
[　>>177あいつ（・・・）、なんて。言うものですから。
　 ついお節介をかけてしまったのですが。
　
　 それ以上は、私自身の首を締める行為（てのひらがえし）に
　 繋がりかねますので、口を閉ざして。　]
　
　

医者 イクリール

　昼過ぎ：臨時医院

[　>>57王命の通りに私が保護されたのは昼過ぎだった。
　 臨時医院は私が配置した数名に加え、
　 援軍として派兵されたダビー少将の指揮のもと
　 今から本陣となるらしい。

　 私は知らずのうちに疲弊していた心身を休める間もなく
　 軽度の負傷兵は、応急手当の心得がある衛生兵へ任せ
　 私でなければ診れない兵士の処置から始めた。
　 君の読みは当たっているよ>>177
　 民間人は終戦後にやっと救命できるだろうな。
　 限られた物資、人手、時間を国のためにというならば
　 最優先は"助けられる軍人"なんだ。　]