【赤】 愛溢るる王 シャマシュ

朝：白耀城

[ いつもと変わらない朝──のように思われた。

　プラチナには何か報告すべきことがあったようだが、
　書面の報告はいつどこに届くのだろうか。>>0:989
　既に届いているのに運悪く行き違っている可能性もあるが。

　昨日オレが手配した配達人は、
　今日商業集落へ砥石を持って向かうはずだ。>>0:958
　街道を通る以上、この城か城下町から来たことは簡単にわかる。

　白耀城から商業集落は通常目視できる距離ではないが、
　もし城壁から丹念に観察している見張りがいれば
　何か目立つ出来事があったときには
　気付くかもしれないな。 ]【20^(20x1)】**
　

【赤】 謀反人 キロン

【　>>*5→>>40　】
[　本当に軍の参謀であり、
　 状況を全て理解出来たのならば。
　
　 ……「情報戦」でも勝てたのでしょう。
　 「それだけ」なら。
　
　 本当に不向きなのです。
　 全てを担う、という仕事が。
　
　 …長として、不甲斐ない自覚を抱きながら。
　 どこかで行われている、伝達役を取り逃す。　]
　
　
　　[　 …支援物資の妨害はともかく。プラチナが得た情報が
　 　　今更何になるという話でもあります。
　 　　なにせ、蜂は放たれたのですから。　]**

【赤】 医者 イクリール

　

　　──君、そうだ　君だ
　　王へ至急伝えに戻れ、出来るな？

　　"反逆者が商業集落を攻めている"　…と


[　知らせずとも、城からは気付けるかもしれないが>>*5
　 混乱に乗じて好き勝手されては困るのだ。
　 まずは、"軍が来るまでこの場を崩されないこと"

　 混乱する配達人を宥め、私は急いでカルテ用の紙を取り
　 商業集落での出来事を並べ書くことにした。
　 その間、ひとりの警備兵を呼びつけさせて
　 住民の誘導と応戦指揮を取る。>>*10　]