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20 ― 遺されたモノたちの手紙 ―
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……家に帰りたい、と思うことが
未だに「この」私にもあるのだな。
これは原型の思考の複製でしかないと
理解はしているのだが。
[管理室のデスクには、古びた写真立てが1つ残されている。
人類滅亡後も手入れの行き届いた屋内に残されていたからこそ、比較的良い状態で今に至るまで保存できているのだろう。
とはいえ時の経過を示すように、写真の色彩は、印刷当時に比べて確実に褪せている。]
君と私の――アンソニーの家など、
既に倒壊しているというのに。
ああ、君ももう、何処にも居はしないのに。
[ペデスタルは塔管理の合間に、かつて生存していた人類のひとりが印刷された写真に向け、合成音声で小さく呟いていた。]
(5) 2024/05/12(Sun) 14:28:53
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