
26 ― 境界の先への手紙 ―
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「トーチバード」――船体識別番号とは別に付けた、俺らのシップの固有名。
この名が想起する意味合いは様々だが、とりあえず、喉元がオレンジ色の可愛らしい小鳥とはそこまで似ていない機体、だった。
「だった」という過去形なのは、まあ、そういうことだ。
このエンジニアに“女将”までもが機体のデザイン改造に手を入れた結果、派手でキュートでフワッフワな装飾を入れられまくった、という経緯があったってことさ。
この王国の民としてのファッションへの拘りの発露の結果なのか……なんて頭を抱えながらもデザインに幾度もダメ出しを入れてきた俺も、傍から見りゃ気難しく拘りの強い芸術家みたいに見えちまうのかもしれない。
そういう訳で、いい加減今度はどんな機体にされていても受け入れるか……なんて考えだしていた、その時。
俺がその仕上がりを実際に目にする前に、このエンジニア――ヘロンという名の人間の下層民は、扉越しにこう告げてきた。
(10) 2024/09/22(Sun) 12:45:51

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