
6 ― まだ、ちいさな手紙 ―
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[今日の作業も滞りなく終了しました。地下第137層、ЖЩ-38ブロック第24書架6段目。
あと9段の本を記録し終えればこのブロックの作業は完了です。
その後は、隣接するЖЩ-39ブロックに照明を移し、同様の作業を繰り返し続けることになるでしょう。
そう言えば、現在の作業ブロックから自室に帰還する最中、本と机以外のものを見つけました。
第69層です。リフトを止めて近づいてみると、私と同じヒューマノイドが、耐用年数が過ぎて動かなくなった姿でした。
先述の通り矮惑星セラエナスにはいかなる生命体も存在しなくなって相当の月日が経つため、
実はバクテリアも黴も、それどころか菌類もほとんど存在しないのです。
人間と同様に炭素ベースで肉体を構成された私達も、この惑星から外に出ない限り、
動かなくなっても分解されたり腐敗してしまうことはありません。
おそらくは永久に変わらぬ姿のまま、図書館の一部となるのでしょう。
私に人間のような心があったら、この事実にどのような感情を抱くのでしょうか。高度なシミュレートが必要です。]
(12) 2023/04/22(Sat) 22:24:44

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