シフ ハロッド

　細かいこと考えてないで、
　ただちょっとハメ外せばいいのにね。

[慣れ親しんだ（彼がもとめる）姿に戻って。
猫耳は戻さぬまま、黒猫のように再び街を徘徊する。

先ほどセイレーンと撮ったフェス映像を、
ジョンにシェアして、SNSに投稿して。
真面目に歩く義務もないから、
時々路地裏に消えて、ふらりと誰かの隣に現れて。

一瞬だけ"耳打ち"して消える悪戯（トリック）。
余計なお世話と殴られるならそれでいい。
でも、僕が考えうる君の本質は、そうじゃないから。

ちょっとでも反応してくれれば、
それが僕の存在意義になる。]**
　
　

ルーリ

［　風のように紛れて耳に入ってきた言葉に
　　思いっきり反応して大声を上げる。
　　声の方向に向いても誰もいない。>>20

　　だが、俺にはわかる。
　　あれはシフだ。
　　アイツらしい気まぐれな悪戯だ。

　　アイツらしい─────……………。　］

　

ルーリ

　　気分が良い
　　今なら美味しくお酒が飲めそうだ


［　俺の本質とは
　　もしかして自分に正直で我儘あること……
　　ではないだろうか>>20

　　それに…………、ちょっと以上に
　　反応する俺がいるのだから、
　　お前の存在意義もあると
　　俺が認めてやろう。　］

　

ジョン

レース後

［アイスポップと別れたら人気のない路地裏で
　狼男形態に戻る。
　さすがに狼一匹歩き続けたら保健所に
　連絡されかねないし、ハロウィンを楽しむ
　ならやはり人型の方が良い。
　カボチャ割りと同様にレースの報告も
　しようとスマホを取り出せば、>>20
　シフからフェス映像が届いているのに気づく。］


　　シフも楽しんでるね〜


［熱気が伝わってきそうな盛り上がりだ。
　いいね！のスタンプをシュッと投げた。］