
26 ― 境界の先への手紙 ―
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仰向けになっていた寝台の上。
私はいつの間にか目を覚ましていた。
頬に感じる濡れた感触。
嗚呼、私には涙を流す権利など、ありはしないのに。
仲間を見捨て、逃げだした私に悲しむ資格などないのに。
体を起こして、何も考えられず、視線を彷徨わせる。
過去を思い出すと、何時もこうなってしまう。
身体のどこにも不調はない筈なのに。
肺か、気管か、心臓か。痛くて、苦しくて。
添えた手に力が入る。
(32) 2024/09/22(Sun) 15:11:48

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