アイスポップ

　
　　つまり、その……
　　テッペン目指したいんだな！？
　　俺のプライドをかけて！
　　人間界のわんわんに本物の走りを見せてやる！
　　俺は風になると！

　　良いぜ……骨のあるやつは嫌いじゃない。
　　アイスさんが証人になってやんよ。
　　でも優勝したら金一封は分けてくれよな？


［サムズアップで爽やかに答えて
　どさくさに紛れて頭を撫でてやる。
　わしわし。もふもふ。］
　

ジョン

続：OFTドッグレース

［彼女も俺を認識していたようでなによりだ。
　肯定するように"わふ"と短く応える。
　肉が好きなのなら俺と気が合うな。
　今度見かけた時に近づいたらわけてくれる
　だろうか。>>47］


　　きゅ〜ん


［そう、俺はテッペンを目指したい。>>49

　犬に成り下がってでも！
　金一封と肉の為に！！
　俺は風になる！！！

　ふんす！と鼻息を荒く出す。
　その顔は並々ならぬ闘志を宿していただろう。］
　

ジョン

［なんか描いていたイメージと違った。
　雪女と聞いていたが随分と熱い性格のようだ。
　女版松岡〇造か？
　いや、途中そんな片鱗もあったといえば
　あったような気もするな。>>49

　設置されたモニターにリプレイ映像が
　流れたら、どう見ても他と一線を画す
　アイスポップと右往左往する俺が
　おかしくて噴き出してしまった。

　お笑い部門があったなら間違いなく
　一位に輝けたんじゃないだろうか。］
　

ダアト

回想：わんわんレース観戦

［時を前後して。南瓜割コンテストの近くに
　あった、ドッグレース会場。
　遠目に、やけに大きい金色の毛並みの
　犬が混ざっている。］


　　おや、あれは───

　　………何やってるんですかね？
　　あの人達。


［隣に見慣れた姿をもう一つ見つける。
　何をやっているかは察しがつく。>>49
　分かったからこその独り言だ。］