
26 ― 境界の先への手紙 ―
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で、1通目は――。
今日の俺は、まあまさかの速達って訳じゃないだろう……と冷静に考えた、心算だった。だがよくよく考えりゃ、「文通」においてこういう形で立て続けに手紙を送ることがあるか?って話なんだよな。
で、その真相は――簡潔に綴られた拙い文章を読めば、納得がいくものだった。
「ああー、このタイミングかー…。マジかよ……」
“ステア”については当然、俺も知っている。知らなきゃリージョン間貿易商もシップ運転手も勤まらない。
アイツとの文通が始まったばかりでのこれは本当に残念過ぎるタイミングだが、“混沌”の自然現象ってやつは知生体の都合なんてお構いなしだ。文句言ったってしょうがない。
自給自足の生活が事実であれば(俺は実際に現地に帰っていないので仮定形にしているが、アイツらが命をちゃんと繋げているんだから、昨日届いた手紙の内容も鑑みればほぼ事実とみていいだろう)、“嵐”によって物資補給が絶たれてもアイツらはちゃんと耐えられる筈だ。
それこそ何年も“嵐”が続く事態も過去のステアの事例から考えられたが、アイツらなら大丈夫だと俺は信じているし――信じるしかない、ともいえた。
(59) 2024/09/22(Sun) 17:45:35

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