写真画家 ヤワタ

>>74ズっちゃん
さすがズっちゃん、やっぱりめちゃ綺麗じゃーん？
でも、ちょっとズレたのが残念だけどー。あー悔しーなー。

[あなたが拾い上げたそれとあなたの顔を覗き込んで、にこにこ微笑んで。自分事のように嬉しそうにしています。ちょっぴり悔しそうなのは画家の意地といったところ。]

そ？泡つけちゃってごめんねー。すぐ拭いたから多分もつとは思うけどー。

[何となく初めて会ったあなたのかんばせと今のそれを比べて。浮浪者は仕事を恐らく再開したあなたの様子をにこにこ眺めていたでしょう。]

あーそーそー、昨日すっごく綺麗な女の子にタラッシリアを案内してさー、先生ごっこしながらスブラキを食べたらめちゃ口が大きくてさー、でも美味しくてー。今度ズっちゃんにも持ってくるねー。海もさーあっちから入ってくれって―――

[仕事が一段落し始めると、再びラジオDJが始まって、入り口までのBGMになったでしょうか。ただの騒音かもしれません。]

あれ…？今日も入れてないじゃん？
…まー何とかなるっしょ。今日は今日明日は明日だ。

それじゃ、ズっちゃんまた明日ねー！

[嵐のような騒がしさを振り撒きながら浮浪者はそう、帰っていったことでしょうね。]*