
26 ― 境界の先への手紙 ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
[一つ目の瓶を念の為に調べてから栓を抜く。
便箋に広がった子供のような筆跡には仕事で疲れた心が癒されるような心地がして、頬を緩ませた。
伴侶を持たない男にとって子供は縁が薄いとはいえ、愛らしいものを愛らしいと想う心はある。]
これは……招待状か。
こんな可愛らしいものを貰ったのは随分前に甥っ子が寄こしてきたもの以来か。
[放逐された身ではあったが、山主となった際に慣例として各地の山主達と同様に実家にも文を送った。
兄から寿ぎの言葉が返って来て以来、兄や母と私信を交わすようになっていた。
甥っ子はとっくに成長し、大人となっているので随分前とは百年単位で過去の話だった。
きっと父親を超えるべく今日も修行に励んでいるのだろう。
手紙に書かれている“リジェットV”とは、男は行った事のないリージョンだった。
けれど招いてくれたのならば、断るという選択肢は男にはない。
葉っぱや紙を作っているという事は、何らかの施設にいるのだろうか。
後で返事をする為に、紙を机の左側に寄せる。]
(97) 2024/09/22(Sun) 23:29:03

[1]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る