
26 ― 境界の先への手紙 ―
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この日確認した最後の1通の差出主は、あのイオニスだった。今度こそ、俺からの手紙への返信で間違いない。
――「なかったことに」というのは、さて、どうしようかね。
そりゃ確かに「勇み足」で送った側からすれば、きまり悪くもなるだろうとは思うんだが……。
「マジかー…」
あちらさんがあれから変わりなくやっているらしいっていうのは素直に安心できる話だったんだが、ちょっとばかし残念な報せも混ざってはいた訳で……。思わず苦笑が顔に出ちまったが、この程度、悪い報せの内にも入らないだろう。
……まあそりゃ残念だったんだがなぁ! 悔しいわ!
俺は2通の手紙をテーブルに並べながらも、それらへの返信を一旦後にする形で、クロウと共に客室を後にした。
それから宿を出て、表通りへ――。
風を受けて華やかに揺れる被服だけでなく、足取りや声色まで浮足立っているかのような人通りを抜けて、ある一件の店の扉を潜ることにした。
(147) 2024/09/23(Mon) 19:29:14

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