側近 イクリール

　現在：城の入り口

[　私と護衛兵が城まで到着した頃には
　 首謀者と軍兵たちのやり合いは終わっていただろう。
　 或いはもっと後の話か、
　 ──入口の守衛と護衛兵が事の成り行きを説明し
　 ともかく、話は王の元へ届くはずだ。

　 臨時医院が敵の爆弾攻撃を受けたこと。
　 医師の負傷により医療行為が不可能であると判断し
　 急遽帰還となったこと。


　 ……そしてイクリール本人が
　 アマノというガラクタ屋と会話をすることを
　 希望していること。　]

　

愛溢るる王 シャマシュ

現在：白耀城・食堂

[ それはキロンとアマノが食堂に到着したのと
　同時ぐらいの出来事。

　駆け込んできた衛兵が報告と言うがため、
　オレはまずそちらの話を聞いた。>>251 ]


　　イクリールが負傷？　歩けるんだな？
　　外傷の治療に詳しい医師を彼女の元へ向かわせろ。


[ 医療行為が不可能な傷とはどれほどか。
　肩の傷らしいと聞き出し、まずは指示を出す。
　すぐに城内の連絡役をしていた兵が駆けていく。
　指示を伝え聞いた医師は、
　すぐに治療に足りるぐらいの物資を持って行くだろう。
　どこでの治療になるかはイクリール次第だ。 ]
　

愛溢るる王 シャマシュ

　
[ それからアマノとの会話の希望について、>>251
　少し考え、食堂内を見回す。

　食堂内は、今オレが座っている大テーブルのほか
　小さいテーブルがそこそこの数あり、
　そのうちいくつかは空いている。
　多くは緊急事態に伴って兵たちが使っているが。

　兵たちが全体を見張れるこの部屋のほうが、
　何か（・・）あったときに互いに安心感はあるかもしれない、が……。

　彼女が行きたい場所がもしあれば、
　そこでもいいと思った。 ]
　

謀反人 キロン

　 ……。
　
[　>>255
　 物凄く、「報告」は此方の耳にも入ってきまして。
　 もう少し内密な行動をすべきではないのでしょうか。
　 優秀な伝令は限られてる、とでも言うべきですか。
　
　 聞き覚えのある軍医が、歩ける程…
　 作戦がうまくいかなかったのか。
　 或いは手厚く彼女だけ保護を受けたのか。
　 >>251負傷したことには違いなさそうでしたが。
　
　 それも、今の私に判断出来るものではなく。
　
　 …それもまた、ドウデモイイ、こと。　]